インフルエンザは前シーズンも大流行して、息子に感染しないかとヒヤヒヤしていた記憶があります。
私の友達は前シーズンに親子で2回感染していて本当に辛そうでした;
最近は学級閉鎖も増えていて、インフルエンザウイルスもパワーアップしているようです。
予防接種を受けても感染の可能性はありますが、少しでも感染を避けたいですよね。
赤ちゃんの場合は重症化を避けるためにも、早めに接種しておきましょう。
目次
インフルエンザの予防接種2017-2018の型は?
インフルエンザの型とは?
よく耳にするインフルエンザの型について説明しますね。
毎年世界中で流行しているインフルエンザには種類があり、A型・B型・C型の3種類があります。
さらにA型の中でもソ連型や香港型、B型の中でも山形系統やビクトリア系統など細かく分かれています。
その年によって優位性は変わりますが、毎年大きな流行となるのがA型です。
種類も多く動物にも感染しますし、新しいインフルエンザが現れたシーズンは世界的な大流行となります。
肺炎などの合併症を起こすこともあり、危険性が高いのも特徴です。
B型も近年流行の規模が増えています。
A型ほど変異もなく症状が重くないのも特徴で、一度感染するとある程度抗体ができることもあります。
症状については、A型は高熱や全身の関節痛などが挙げられますが、
B型だと熱は微熱か平熱で、主な症状として下痢や嘔吐などの消化器症状が特徴です。
C型は種類がひとつで、症状もAやB型と比べるとずっと軽いのが特徴です。
ウイルスの型が変異することもありません。
主に4歳以下の免疫のできていない子供がかかることが多いのですが、
一度感染すると免疫がつくので、再感染することはほぼないと言えそうです。
ほとんどは高熱に至らず鼻風邪のような症状ですが、まれに高熱や嘔吐、下痢などの重症化することがあり、2歳未満の子供は入院が必要になることもあります。
そして、良くワクチンを接種していてもインフルエンザにかかるという話を聞きますよね。
これはインフルエンザウィルスと言うのが常に小さな変異を繰り返しているからです。
流行の始まりと終わりでは、同じA香港型であっても微妙に型が変わっていたりするんです。
ワクチンはその変異も予想して作られていますが、
この変化の度合いも年によって異なり、変化が大きければワクチンは効きにくくなるということになります。
2017-2018のワクチンの型は?
最新のワクチンの型は国立感染症研究所のページで確認することができます。
(参考URLhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2066-idsc/related/584-atpcs002.html)
2017-2018冬シーズンは
Aシンガポール型
A香港型
Bプーケット型
Bテキサス型
となっています。
数年前までは3価で(3つの株で)ワクチンを作っていたのですが、
B型の流行も勢いがあるせいか、欧米では早くから4価のワクチンとなり、
日本でも2年前からそれが導入となりました。
インフルエンザ予防接種の料金と時期は?
インフルエンザの予防接種は、病院によって料金が異なるので、予め確認しておくと良いですよ^^
平均的な料金は?
13歳未満の子供は2回接種になりますので、
2回分で6000~7000円程度。
大人は3500円~4000円程度になります。
高齢者は助成があって無料のところや、2000円程度と安く接種できるが多いようです。
息子が行っている小児科さんは2回目が安くなっていました。
大人の料金も、病院によって1000円近く変わることがあるので、事前にきちんとチェックしておきましょう。
子供は基本的に2回とも同じ病院で接種しなければいけないので、気をつけてくださいね。
予防接種を受ける時期は?
次にインフルエンザの予防接種が開始される時期についてです。
例年10月頃から接種できるようです。
私が医療事務で勤務していた内科も、10月1日から接種を開始していました。
予約なしで接種できるところと、予約しなければ接種できない病院があるので、事前に電話連絡で聞いておくと良いですよ。
そしてインフルエンザのワクチンは、効果が出るまで2週間程度かかります。
子供の場合は1回目から2~4週空けての2回接種となりますので、
なるべく早く接種するようにしましょう。
12月から1月になるととても混雑しますし、インフルエンザも流行っていたりするので、予防接種を受けに菌やウイルスの多い病院に行くのは避けたいところです^^;
ですので、インフルエンザの感染を回避するためにも、11月中までには予防接種を受けるようにしておきましょう。
ちなみにその後の効果は5ヶ月続きますから、早く打って効果が消えたらどうしよう!という心配は無用ですよ(笑)
インフルエンザの予防接種で副作用はある?
インフルエンザの予防接種で起きる副作用について説明します。
軽いものだと、摂取場所の赤み、腫れ、痛みが、摂取した人全体の10%~20%に起きるそうです。
次に、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などの全身症状が5%~10%。
軽い症状の場合は2~3日で治まることが一般的です。
そして、インフルエンザのワクチンには、ごく微量ですが鶏卵の成分が入っています。
卵アレルギーの人でも多くの人が問題なくインフルエンザワクチンを接種できているようですが、接種の際には必ず医師と相談しましょう。
詳しくはこちらの記事も参考にしてくださいね。
またかなりまれですが、ワクチン接種後にアレルギーによるショック症状が起きることがあります。ただこのショック症状と言うのは接種した後すぐ起こるのが特徴です。
したがって、子供や初めて接種する大人の場合、接種後30分は院内で安静に様子を見るようにしましょう。
まとめ
インフルエンザ予防接種の型と料金、副作用や時期についてでした。
赤ちゃんは生後6ヶ月から接種できますが、悩まれる人も多いですよね。
そんな時は、集団生活をしているか、兄弟がいるか、
ご両親が医療従事者や多数の人と接触するお仕事かなどを考慮して、
インフルエンザに感染する危険が高ければ接種を考えた方が良いかもしれません。
小児科さんや保健センターでも相談できますので、悩んでいる人は相談してみましょう。
では今回の記事のポイントです^^
□2017-2018のインフルエンザワクチンの型は
Aシンガポール型、A香港型、Bプーケット型、Bテキサス型の4価である
□A型が流行の主流だがB型の勢いも増している
□A型は高熱、B型は消化器の症状が主に現れる
□ウイルスは変異するので、ワクチンを接種していても感染することはある
□予防接種の料金は大体大人が3000円~4000円、子供が6000円~7000円
□料金は病院によって1000円近く違うので要チェック
□効果が出るまでに2週間かかるので、11月中にはぜひ接種しよう
□12月~1月はインフルエンザも流行っているし病院も混んでいるので避けよう
□インフルエンザのワクチンは微量ながら鶏卵が入っているので、卵アレルギーの人は医師と相談してから接種すること
ということでした。
私の勤務していた内科クリニックでは、冬はあらゆる病気の患者さんが増えて細菌&ウイルスだらけになっていました;
なるべく元気な人はその時期に病院に行くことは控えましょう。
ぜひ早めの接種を!
ではまた^^
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